ひとちゃんとおかん

とっても大切な事を忘れていたわ


スポーツフェスティバルにおかんが行けなかったの
ひとちゃんのガッタス引退試合があったのに…


セクシービューティー
(またの名をキャマーズ)の相方として
絶対おかんの気持ちを伝えなきゃならないわけよ


私は虎視眈眈とチャンスを狙ったわ
意外にもそのチャンスは早くにやってきたの
ひとちゃんがぐぐーっと近づいてきたのよ!
今よ玉!今しかないわ!
私は想いよ届けとばかりに叫んだわ


「ひとちゃ――ん!おかんがねッ!おかんがよろしくって―――ッ!!」


ひとちゃんはこちらを向いてぱぁーっと笑顔になり
うんうん!うんうんうんうん!
長いさらさら髪をわっさわっささせながらうなづいてくれたの


叫んだ私も凄かったけど
通じたひとちゃんはもっと凄いわ


いや
名前を覚えてもらってるおかんが一番凄いのかも…


私ちょっぴりジェラシー感じたわ


誰か吉澤ちゃんに
『おねー玉がよろしくって』って
伝えてくれる人はいないのかしら
でも(o^〜^o)?の表情されるわよね


世の中そんなものです